昨日見たKazuさんが出てたPivotの動画で、ドイツ語学習のモチベーションが爆上がり。
私の好きなドイツ語単語を披露したくて(?)😆、まとめてみました。
ドイツ語って、最初はちょっと硬くて堅そうに見えるけど、実はめちゃくちゃ面白くて、クセになる言語。 英語を始め、他の言語を勉強して思うことは、その言語にしかない(日本語に直訳しにくい)ユニークな表現や単語がたくさんあるのが面白い。
- 1. Jain(Ja + Nein)
- 2. doch
- 3. verschlimmbessern
- 4. Fernweh
- 5. Fremdschämen
- 6. Torschlusspanik
- 7. Zweisamkeit
- 8. Weltschmerz(ヴェルトシュメルツ)
- 9. Geborgenheit(ゲボルゲンハイト)
- 10. Kopfkino(コプフキノ)
- おまけ:ドイツ語の面白さポイントまとめ
1. Jain(Ja + Nein)
👉 「はいJa」と「いいえNein」の中間. = 「うーん、どっちとも言えない…」
例:
A: „Magst du das neue Design?“(新しいデザイン好き?)
B: „Jain… Es hat gute Ansätze, aber…“.
(好きだけど…ちょっとね、ってとき)
このニュアンスでしか伝えられない“間”の言葉がたまらなく面白いんだよね!
ちなみに、すごく似ている表現で「 jein」もある。
論理的にYesともNoとも言えない時。
A: „War das ein Erfolg?“
(それは成功だった?)
B: „Jein… finanziell ja, aber menschlich nein.“
(経済的には成功だけど、人間的には微妙)
2. doch
👉 相手の否定をやんわり否定する肯定
= 「いや、そうじゃなくて…〇〇だよ」
A: „Du hast kein Brot gekauft, oder?“
(パン買ってないよね...?)
B: „Doch! Ich habe welches gekauft.“
(「いいえ、買ったよ!」)
👉 日本語だと「でも」「いや」みたいな返しだけど、一語でふわっと反論できるのがドイツ語っぽい。
3. verschlimmbessern
👉 「良くしようとして悪化させる」
= 「余計な手直しでかえってひどくなる」
例:料理にアレンジを加えて失敗したとき。(良かれと思ってやったのに!って時とか)
Ich wollte das Rezept verbessern, aber ich habe es total verschlimmbessert. Jetzt schmeckt es schrecklich!
「レシピをアレンジして良くしようと思ったのに、かえってひどくしちゃった。もうマズすぎる!」
「改悪」や「余計なお世話」的なニュアンス。
日本語では一言で言えない!
4. Fernweh
👉 遠くへの憧れ・旅に出たくてうずうずする気持ち
= 「ホームシックの逆」
ドイツ人は大の旅行好きっていうのもあって生まれた言葉なんだと思う。
Ich habe Fernweh.
旅に出たいなあ…。
「なんか無性に旅に出たい…」みたいな時にぴったり。
Immer wenn ich alte Reisefotos anschaue, spüre ich dieses Fernweh wieder ganz intensiv. 昔の旅行写真を見るたびに、あの“どこかへ行きたい”気持ちがまた強くこみ上げてくるんだ。
詩的で美しい!✨
と思った単語の一つ。
5. Fremdschämen
👉 他人の言動にこっちが恥ずかしくなること
テレビで芸人がスベってるの見て「うわああああ💦」ってなるやつ。
(→ 日本語では「こっちが恥ずかしい」って言うしかない)
Wenn mein Vater versucht, Jugendsprache zu benutzen, bekomme ich jedes Mal extremes Fremdschämen.
父が若者言葉を使おうとすると、毎回マジでこっちがいたたまれなくなるんだよね。
6. Torschlusspanik
👉 「もうすぐチャンスがなくなる!」という焦り
= 直訳:「門が閉まる恐怖」
3つの単語が組み合わさった単語(門+閉まる+パニック)
30歳前に結婚・キャリアを焦る感じとか
→「今しかない!」ってプレッシャー感。
Mit 30 bekomme ich langsam Torschlusspanik – alle um mich herum heiraten.
30歳になって、なんだか焦り始めたよ。周りはみんな結婚してるし…。
もともとは「城門が閉まる直前に、まだ門にたどり着いていない人たちが慌てて走る」ような状況をイメージした言葉。
※名詞(die Torschlusspanik)/ 一般的に単数形で使う。
7. Zweisamkeit
👉 誰かと一緒に静かで心地いい時間を過ごすこと
= 「二人だけの親密な時間」
(日本語でこれを一言で言うの難しいよね!)
Nach dem ganzen Trubel haben wir uns ein Wochenende voller Zweisamkeit gegönnt. あのバタバタの後、ふたりきりの週末を思いきって満喫したんだ。
In der Zweisamkeit konnten wir den Alltagsstress völlig vergessen.
2人きりの時間の中で、日々のストレスなんてすっかり忘れられたよ。
この単語も詩的でロマンティックでとても好き🥰
※「Zweisamkeit」は名詞のみ(形容詞や動詞では使われない)
8. Weltschmerz(ヴェルトシュメルツ)
👉 直訳:「世界の痛み」
= 世界の不完全さに対する深い悲しみや虚無感
社会問題や戦争のニュースを見て「なんでこんな世界なんだろう…」って、やり場のない虚しさを感じるとき。
Manchmal überkommt mich ein tiefer Weltschmerz, wenn ich die Nachrichten sehe.
ニュースを見ると、世界に対する深い悲しみがこみ上げてくることがある。
文学的・哲学的な感情で、日本語だと「憂い」とか「物悲しさ」に近いけど、もっと重厚な感じ。
※名詞としてのみ使用(「der Weltschmerz」)
9. Geborgenheit(ゲボルゲンハイト)
👉 「安全+安心+包まれてるような心地よさ」
= 守られているような、ほっとする感覚
子どものころ、お母さんに抱きしめられて感じたような、あたたかくて安心する空間や時間。
Die Katze schläft auf meinem Schoß – so viel Ruhe und Geborgenheit.
猫が私のひざで眠ってる…こんなに静かで、安心できる時間はない。
日本語の「安心」や「ぬくもり」では伝えきれない、感情と環境が一体になった感覚。
※名詞のみ(形容詞にしたい場合は「geborgen」を使う)
10. Kopfkino(コプフキノ)
👉 直訳:「頭の中の映画館」
= 想像が暴走してストーリーを勝手に妄想すること
誰かに「ちょっと話があるんだけど…」って言われて、
→ え?怒ってる?別れ話?仕事クビ?😱って、勝手に妄想が展開するあの感じ!
ネガティブな妄想にも、甘〜い空想にも使える!
Hör auf, so genau zu erzählen – ich habe schon totales Kopfkino!
そんなに細かく話さないで!頭の中で映像化されちゃってるよ!
どれも「言葉にならない気持ちを言語化してくれる」ような単語ばかりだよね。
おまけ:ドイツ語の面白さポイントまとめ
1. 言葉をくっつけて無限に新しい言葉が作れる!
ドイツ語は「合成語の天才」✨
複数の単語を組み合わせて、新しい意味をもつ単語を自由自在に作れる。
例:
• Handschuh(手+靴)=「手袋」🧤
• Staubsauger(ホコリ+吸う人)=「掃除機」🧹
• Kummerspeck(悲しみ+脂肪)=「失恋太り」😭🍰
言葉を組み立てて、物事の本質をユーモアも交えて表現するのがドイツ語の美しさ!
2. 文法がロジカルでパズルみたいに楽しい
最初は名詞の性とか格変化に悩まされるけど、
実はロジックがしっかりしてるから、慣れると「ハマる」人が多い!
例:
• 「なぜこの文の語順がこうなるのか?」にちゃんと理由がある
• 文の構造が見えるようになってくると、パズルを解いてるみたいで快感!
3. 感情やニュアンスを一言で言える言葉が多い
さっきの「Fremdschämen」や「Weltschmerz」みたいに、
ドイツ語には「この気持ち…日本語ではうまく言えない!」っていうモヤモヤを一言で表せる単語がたくさん。
それに、くだけた表現もすごく豊富!
例:
• Quatsch!(くだらない!)
• Ach, du meine Güte!(おやまあ!)
• Na ja…(うーん…まあね)
4. 音のリズムが独特でクセになる
ドイツ語の発音ってちょっと「ゴツゴツ」してるイメージがあるけど、
実はしっかり口を使ってしゃべるから、発声が気持ちいいんだよ!
たとえば:
• 「R」の巻き方や、「ch」「sch」の音のバリエーション
• 言葉に重厚感や勢いがある
5. 文化や哲学と深くつながってる
ドイツ語は考える言語って言われることが多くて、 哲学者(カント、ニーチェ、ハイデガー…)たちが使ってたから、論理的な構造や抽象表現に強い!
つまりは、言葉を学ぶことで、ドイツ人の考え方や世界の捉え方にも触れられる!
ドイツ語学習している方は共感してくれるポイントあるのでは...?☺️
「え!こんな一言あるの!?」
って単語に出会った瞬間がクセになるほど面白くてたまらないので、私のドイツ語学習の旅は、まだまだ続きます...!