ドイツ生活とドイツ語学習の備忘録

ドイツ生活とドイツ語をマスターするまでの記録

【ドイツ語DTZ-B1】手紙ライティングパートSchreiben対策法

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ドイツ語B1試験(DTZ)のライティングパート(手紙の書き方)対策のまとめです。

ある程度パターン化した文章と表現、重要ポイントをまとめました。 実際の授業で、先生がポイントとして話したことを元に記事を書いています。

これからテストを受ける人のお役に立てれば幸いです。

ドイツ語B1 Schreiben 内容

DTZのSchreiben パートは、設問2つの内、一つだけ選択して、その内容について手紙(E-Mail)を書きます。

  • 設問数:1問
  • 制限時間:30分間
  • 知人または面識のない人宛ての手紙(Sieを使う)手紙(E-Mail)の問題

ポイント1:手紙の書き出し

かなり重要なのは、日付。 本文を書き始める前に、必ず日付を書きます。

Berlin, den 23.10.2020

「den」は省略可能だという声もありますが、私のドイツ語の先生は、絶対書いた方がいいとのことなので、私は書いておきます。

ただし、E-Mailの場合は、日付は不要ですので、ご注意ください!!

ポイント2:宛名書き

面識のない人宛て(男性か女性かわからない場合・不特定多数の人宛て)

Sehr geehrte Damen und Herren,

かしこまった関係の人宛て(男性宛て)

Sehr geehrter Herr 男性の名前,

かしこまった関係の人宛て(女性宛て)

Sehr geehrte Frau 女性の名前,

何度か面識がある人向け(男性宛て)

Lieber Herr 男性の名前,

何度か面識がある人向け(女性宛て)

Liebe Frau 女性の名前,

ポイント3:間接的な疑問文を使う!

かしこまった手紙の出題が主なので、間接的な疑問文を必ず1つ入れましょう。
間接疑問文は、フォーマルな丁寧な手紙を描く時には、必須です。

重要テンプレ

Ich würde gerne wissen, ob/wann....
〜かどうか知りたいのですが/いつ〜か知りたいのですが。 (*Ich...で複数の分が続くのは、あまりよくないので、時々、文の構成を変えるのも良いとされています。例: Gerne würde ich...)

Ich möchte wissen, ob/wann....
〜かどうか知りたいのですが/いつ〜か知りたいのですが。

Können Sie mir sagen, ob/wann...?
〜かどうか教えていただけますか?/ いつ〜か教えていただけますか?

Können Sie mir mitteilen, ob/wann...?
〜かどうか知らせていただけますか?/ いつ〜か知らせていただけますか?

Darf ich fragen, ...?
〜について質問しても良いでしょうか?

Haben Sie morgen Zeit?(*Yes/Noの質問は「ob=〜かどうか」を使う。)

Ich würde gerne wissen, ob Sie morgen Zeit haben.
Können Sie mir sagen,ob Sie morgen Zeit haben?

Wie hoch ist das Gehalt? ↓

Darf ich fragen, wie hoch das Gehalt ist?

ポイント4:従属接続詞+副文(Nebensatz)を使った文にする!

B1のテストでは、全て単純な主文だけの文章ではダメなようです。 従属接続詞(dass/wenn/weilなど)を使って、副文にした文章を作るのが基本です。

従属接続詞の簡単なまとめ

  1. 副文の動詞の順は2番目に(Verb steht in Position 1
)
    

deshalb, trotzdem, dann, danach

    
Ich habe Hunger, deshalb esse ich in eine Pizza.
    
Draußen regnet es, trotzdem gehe ich spazieren. 


  2. 副文の動詞の順は3番目に(Verb steht in Position 2
)
    denn, und, aber, oder, sondern

    
Ich würde dir gerne helfen, aber ich habe keine Zeit.

    Ich kann morgen nicht, denn ich habe keine Zeit.


  3. 複文の動詞は文の最後に(Verb am Ende
)
    weil=da, wenn, dass, obwohl, ob, nachdem, bis, während

    
Ich spiel Fußball, obwohl ich müde bin.

ポイント5:便利な万能表現を入れる!

色々なシチュエーション別に使えそうな表現のまとめです。

なぜこの手紙を書いているのかと言うときの定番文。

Ich schreibe Ihnen heute diesen Brief, weil....
...のため、私はあたなに今日、この手紙を書いています。

Ich schreibe Ihnen, weil ich seit gestern krank bin.
昨日から病気のため、あなたに手紙を書いています。

約束を延期してもらう時。

Es tut mir leid, aber ich muss leider unseren Termin absagen.
すみません、残念ながら約束を延期しなければなりません。

何かのイベントや授業に参加できなくなった時。

Es tut mir leid, dass ich morgen nicht zum Deutschkurs kommen kann.
すみません、明日のドイツコースに行くことができません。

何かの約束(予約)をする時。

Ich würde gerne mit Ihnen einen Gesprächstermin machen.
アポイントメントを取りたいのですが。

何か質問をした後に付け足す便利な表現。

Wäre das möglich?
それは可能ですか?

感謝する時。

Vielen Dank für Ihre Mühe.
(意訳)お手数お掛けしてすみません。

Vielen Dank im Voraus.
(前もって)感謝します。

ポイント6:手紙締めくくりの定番表現

返事(回答)を催促する表現。

Ich warte auf Ihre Antwort.
お返事お待ちしております。

Ich freue mich auf Ihre Antwort.
お返事楽しみにしています。

特に、早く返事(回答)が欲しい時。

Über eine baldige Antwort würde ich mich sehr freuen.
即答いただけると嬉しいです。

ポイント7:手紙締めくくり挨拶

面識のない人・かしこまった関係の人宛て

Mit freundlichen Grüßen
自分の名前

親しい間柄の人・何度か面識がある人向け

Liebe Grüße
自分の名前