ドイツ生活とドイツ語学習の備忘録

ドイツ生活とドイツ語をマスターするまでの記録

ドイツ語DTZ(A2-B1)試験感想

先週に受けたドイツ語DTZ試験。
備忘録として記録しておきたいと思って、数日たってしまいました...。
忘れないうちにこちらにまとめておきます。

日本人でこちらの試験を受ける人は少ないと思いますが、これからDTZ試験受ける方の参考になれば嬉しいです。

DTZ試験対策:モデルテスト

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DTZ試験の対策はモデルテストをひたすら解くこと!

学校では試験前に、DTZ試験対策として、モデルテストを合計6回やりました。
私はすべての回において、余裕ではないけども、一応B1合格点はとっていました。
が、、、試験は水物だって言うし油断せずに、前日も夜遅くまで復習しっかりやりました。

【DTZ試験B1合格基準点の参考】
・HÖREN(リスニング)&LESEN(読解):33点以上(満点45点)
・SCHREIBEN(作文):15点以上(満点20点)
・SPRECHEN(会話):75点以上(満点100点)

【私のモデルテストの点数(HÖREN&LESEN)】
* 1回目:38点/45満点
* 2回目:34点/45満点
* 3回目:36点/45満点
* 4回目:38点/45満点
* 5回目:42点/45満点
* 6回目:38点/45満点

DTZ試験当日の流れ

DTZの試験は、いつも通っている学校で行われました。
朝8時に集合して、始まったのは9時前くらいかな。
(ちなみに8時集合のところを、30分遅刻してきたツワモノもいました...。)

受験者は、いつも授業を一緒に受けているメンバーのみでした。
外部からも受験者来るのかと思っていましたが、いつも顔をみるメンバーのみのプライベート感ある試験となりました。 試験官の2人の女性は、外部から来た試験官で、生徒を席に誘導・IDチェックしたりするのは、学校の事務のお姉さんでした。

筆記用具と、IDカード以外の荷物は、他の教室に置いて、試験に望まなくてはなりませんでした。(携帯、腕時計は持ち込みNG)

【DTZ】HÖREN(リスニング)&LESEN(読解)の感想

モデルテストと比べてどうだったかというと、ほぼ同等のレベルで特に難しくもなかったかなという感想です。

答えが合っているか自信ないなーと言うところは、数カ所合ったけど、マークシート形式なので、大きなミスさえなければ、B1合格点はクリアできたかなという感想です。

ちなみに、試験中、なんかよくわからなけど、何人もの生徒が、試験官に質問していたことには驚いた。

「何度も授業で練習したよね?」
「質問することなんてある??」

ほんと静かに試験受けさせて!と思ったのと、そのクラスメイトたちの行動にイライラして、最後の方は気が散ってしまった。

あとは、試験官の方がヒソヒソ声での会話が、非常に気になった。
日本ではこんなことありえないんだけど!ってレベルで、話し声はヒソヒソ声なのに大きかった...。
(後で苦情言いたいレベル)

【DTZ】SCHREIBEN(作文)の感想

SCHREIBEN(作文)の練習も授業中、いくつものテーマで沢山書いた。
型を覚えてしまえば、ほぼ難しいことはないかなと。
私が一番得意なパートかな。

こちらでポイントまとめているので、ご参考に。

課題は2つの中から1つのテーマを選んで、手紙・E-mailを書きます。 確かテーマは、こんな感じだったかな。
モデルテストでいつも練習して書いている手紙のレベルとほぼ同等だったかなという感想です。

テーマ1
いつも通勤で使っているバスが、しょっちゅう時間に遅れるので、苦情の手紙を書く。
・手紙を書く理由
・これが理由で上司にいつも言われること
・今後どうして欲しいのか

テーマ2
今借りている部屋が狭くなったので引っ越したいと大家さんに連絡する。
・手紙を書く理由
・なぜ狭くなるのか
・次はどんな部屋に住みたいのか
・その部屋はいくらするのか

【DTZ】SPRECHEN(会話)の感想

スピーキング、これだけは練習していた内容とかなり違った。
(3パートに分かれていることと、課題自体は同じなんだけど。)

パート1:自己紹介

なんと自己紹介の途中で、質問攻めに合うという...。
話さなきゃならない項目、まだ喋っていないんですがとは言ったものの、これはあくまでも自己紹介で話す内容の例として書いているものだから、いいのよ、と。

1人の面接官の女性は、なんとかなりの日本好きで、日本の文化に興味を持っていた。
私がドイツ人の夫と出会って、ドイツに来るまでの話や、東京生まれ・東京育ちの超都会な人間が、ドイツの田舎街に来てどう思ったかということに、非常に興味を持っていただき、なんだかとても興奮した様子で質問攻撃を受けました。

そしてなぜか色々面接官の知っている日本人・日本のことを話し始めて、私よりも話している時間長いんじゃないか?と思うレベルでとりあえずパート1は終わりました。

とりあえず、これ系の質問は来るんじゃないかと、予想して答えを事前に用意していたので、特に会話が止まる事なく、スムーズに返答できたかなと。

パート2:写真の説明&経験・意見を話す

このパートが、普段練習している型と全く異なってかなり焦った。
基本の型であれば、まずは人物の髪・服の説明から始まり、背景やその写真に写っている物を説明するのですが、私が人物の髪や服の説明をし始めた瞬間に、それは見てわかるから、スキップしてと...。

【課題内容(写真の内容)】
女性がオフィスで働いている写真

面接官の質問はこんな感じでした。

  • その写真の中でその人物はどこで何をしているか?
  • その女性の日々のタスクはどんなことか?
  • この写真からどんなことが想像できるか?

落ち着いていれば、簡単な質問で普通に答えられたけど、なんか焦って色々説明する上で使いたい単語が出てこなかった。 ただその後の経験・意見に関する質問は、スムーズに自分の意見は言えたかなと。

  • 日本はドイツと比べてどうなのか?
  • 現在と過去の違いは?

そして日本に詳しい面接官の女性、またまたこちらのパートでも、鋭い質問を...。 日本の情勢にもお詳しいようで、こんな質問も受けました。

  • 日本では女性は子供が生まれた後は、女性は仕事を再開するのが難しいと聞きましたが、本当ですか?
  • あなたは、そのことに関してどう思いますか?

かなりハードだったという感想です。
授業中練習したのは、日本とドイツを比較してどう思うかくらいの説明だけで、こんな質問攻めに合うなんて聞いてないよ〜って、パート2終わった段階で、かなり疲れていました。

パート3:パートナーと何かの計画を一緒に立てる

パートナーになる人は、先生が事前に決めてDTZ試験の申請するシステムらしく、当日話すパートナーは事前わかっていました。
クラスで一番話せる男性が私のパートナーでした。
彼がとりあえずスムーズに、進めてくれるのでありがたかったです。

【課題内容】
ドイツ語コースの妊娠中のクラスメイトに出産祝いを渡す。
・プレゼントは何をあげるか?
・そのプレゼントは誰用か?(母のみ?赤ちゃんのみ?家族みんな用?)
・そのプレゼントの予算はいくらくらいか?
・いつ訪問するか?
・訪問する時は、他に誰か誘うか?

ただ驚いたのが、会話が始まって1分くらいで、「はい終わりです!」と無理やり終了させられたことです。
会話して2人で決めなきゃならない項目というのが、5個程あるのですが、 私たちはまだ2項決めたところで打ち切られました。

これは時間切れで終わらされたのか、私たちのドイツ語レベルを判断するのに十分な時間だったから打ち切られ他のかは定かではありません。

日本好きの面接官と言う事で、私に対する印象は悪くなかったはず。
いい点数もらえますように。

とりあえず、私の感想としては、今回私が受けたDTZ(A2-B1)試験、SPRECHEN(会話)が一番大変で難しかったです。

どうかB1合格していますように!
試験結果は1月!!
待ちきれない〜〜〜。