ドイツ生活とドイツ語学習の備忘録

ドイツ生活とドイツ語をマスターするまでの記録

ドイツで外食の定番はなぜかギリシャ料理。ウゾ文化に驚いた話

ドイツに住み始めてから、外食の定番となったギリシャ料理。
日本では全然馴染みがないギリシャ料理だけど、私は大好き。

実際ギリシャに行って本場のレストランで気づいた、ドイツ式(?)ギリシャ料理との違いも面白かったので、今日はその話。

なぜドイツでギリシャ料理が定番なのか

ドイツに住み始めてから気づいたことがある。 「外食どうする?」となると、なぜか高確率でギリシャ料理になる。 日本人の私にとっては、最初は少し意外だったけれど、イタリアンでもなく、ドイツ料理でもなく、ギリシャ料理。

不思議に思って少し調べてみると、理由はちゃんとある。

1960年代、ドイツが労働力を必要としていた時代に、多くのギリシャ人が“ガストアルバイター(出稼ぎ労働者)”としてドイツに渡ってきた。 その後、家族を呼び寄せ、レストランを開く人も増えたという。

気づけば、ギリシャ料理店はドイツの街の風景の一部になった。

それに、ドイツ人の味覚とも相性がいい。 肉料理が中心で、量はしっかり。ポテトもたっぷり。 ビールにもワインにも合う。

だからなのか、 「ちょっと外で食べようか」という日に、自然と選択肢に上がる。 イタリアンほど気取らず、ドイツ料理ほど重くなく、でもちゃんと満足できる。

たぶんその“ちょうどよさ”が、ドイツでギリシャ料理が定番になった理由なんだと思う。

街に一軒は必ずあって、家族連れも多くて、メニューは分厚くて、皿は大きい。 そしてだいたい最後に、あれが出てくる。

ウゾ。

ギリシャのお酒、これがウゾ。

ウゾはギリシャの蒸留酒で、アニスというハーブの香りがするお酒。
ほんのり甘くて、でも度数は強め。 食後酒として飲まれることが多いらしい。

ちなみに、私は初めて飲んだ時は、アニスの香り?が歯磨き粉っぽ感じでダメだった。
だけど今では、〆に飲まないと物足りなさを感じるようになってしまった(笑

ドイツのギリシャ料理店=ウゾ付き

ドイツのギリシャ料理店では、ウゾがほぼ“自動的に”出てくる。 頼んでいないのに出てくる、小さなショットグラス。

食後の“お約束”。

正直、毎回飲みきれるわけじゃない。 でも「サービスだから」と言われると、つい口をつけてしまう。

私はいつのまにか、 「ギリシャ料理の締め=ウゾ」 だと思い込んでいた。

私のギリシャ料理定番メニュー

私がよく食べるギリシャ料理の紹介(というか、ほぼこれしか食べていない🤭)

ムサカ(Moussaka)

ドイツのギリシャ料理店で食べたムサカ(Moussaka)

ナスとミートソースとベシャメルソース(ホワイトソース)の層。 ひき肉は主にラム肉か牛。
見た目は地味なんだけど、ラム肉の旨味とソースのクリーミーな組み合わせが濃厚でほんと美味。

ドイツのギリシャ料理店のムサカはとにかく大きい。 食べ終わる頃には完全に満腹なのに、また次も頼んでしまう。

本場ギリシャでムサカを食べている話↓(2夜連日食べた話とか...😋)

スブラキ(Souvlaki)

ドイツのギリシャ料理店で食べたスブラキ(Souvlaki)

炭火の香りがついたお肉。 横には山盛りのフライドポテト(これ定番!)

本場ギリシャでスブラキを食べている話↓(思い出すだけでヨダレが...🤤)

過去イチ美味しかったスブラキ屋✨

ギリシャ滞在中は、ほぼ毎食スブラキ食べていた模様。

前菜:スパナコピタ(Spanakopita)

ドイツのギリシャ料理店で食べたスパナコピタ(Spanakopita)

サクサクのパイ生地に、ほうれん草とフェタチーズ。
これも私の前菜の定番。
これと白ワインで、もう完成。

ドリンクはいつも白ワイン

ドイツのギリシャ料理店に行くと、 私はだいたいウゾではなく、最初に白ワインを頼む。

ギリシャの白ワイン

いつも大体同じ白ワインを頼むんだけど、たしか北ギリシャ、マケドニア地方のものだったと思う。 詳しい品種までは覚えていないけれど、 きりっとしていて、少しだけハーブの香りがする。 ムサカの濃さにも、スブラキの塩気にも合う。

ビールでもいいけれど、 ギリシャ料理にはやっぱりギリシャのワインを合わせたくなる。

そして食後に、ウゾ。

そして、本場ギリシャで気づく

ギリシャ旅行でローカルなレストランに入ったときのことの話。

観光地というより、近所の人が来るようなお店。 メニューも飾り気がなくて、素朴な雰囲気。

食事を終えて、デザートも食べて、 私は自然に待っていた。

ウゾを。

でも、出てこない。

「あれ?」

思いきってウゾを頼んでみたら

いくら待っても、ウゾがでてこないので、思いきってウゾを注文してみると、 店員さんに少し驚いた顔で聞かれた。

「どうやって飲むんだ?」

え、どうやってって…?

ドイツでは小さなショットグラスでキュッと飲むのが定番だった。

でも運ばれてきたのは、 水を飲むような普通のグラス。

(残念ながら写真はとってない。なぜなら全然映えないから笑)

そこにウゾと水を注いだ、水割り。 透明だった液体が、ゆっくりと白く変わる(カルピスみたいな見た目)。

ああ、これは“勢いで飲むお酒”じゃないんだ。

その瞬間、 「ドイツのギリシャ料理店で出てくるウゾは、 もしかするとドイツ独自のスタイルなのかもしれない!」と思った。

ドイツ版ギリシャ料理という文化

ドイツのギリシャ料理は、本場と少し違う。 ポテトは多いし、量も多い。 ウゾはショットで出てくる。

でもそれは間違いではなくて、 ドイツで育ったギリシャ料理の形なんだと思う。 本場とは少し違うけれど、 それも含めて、今ではすっかり“いつもの味”。

そして私はきっとこれからも、 ムサカスブラキで満腹になり、 最後にウゾを飲む。

ドイツ式で...!