最近ドイツでもよく見るようになった、「Japandi(ジャパンディ)」の記事。
インテリアのトレンドで、日本と北欧(スカンジナビア)インテリアデザインの融合したスタイルのことを「Japandi」と言うみたいです。
「Japandi(ジャパンディ)」の単語のイメージ的には、スカンジナビアの要素はたった1割。 文字的に、9割日本の要素しか入っていないし、、、と思いましたが(笑)
- 「ジャパニーズ・ミニマリズム」がウケてる?
- ドイツの情報誌ではどう書かれている?
- 「Japandi」のインテリアの特徴
- 1: Minimalismus & Wohlfühlen(ミニマリズムと心地良さ)
- 2: Schlichte Formen(シンプルな形)
- 3: Understatement Deko(控えめな装飾)
- 4: Filigrane Möbel(フィリグリー細工の家具)
- 5: Naturmaterialien(天然素材)
- 6: Starke Farben(強い色)
- 7: Niedrige Möbel(低い家具)
- 8: Elegant & Rustikal(エレガントで素朴)
- 9: Schwarze Details(細部は黒)
- 10: Klassiker und Erbstücke(クラシックと先祖伝来の家財)
- 11: Funktionelle Möbel(機能的な家具)
- 12: Handwerkskunst(職人技)
- Less is more「より少ないことは、より豊かである」
- 日本のデザインが評価される時代
「ジャパニーズ・ミニマリズム」がウケてる?
色々な記事を改めて読んでみると、
日本とスカンジナビアのデザインの共通点は、どちらも素朴な機能性を重視している所にあるらしい。
北欧のクールで洗練されたデザインと、日本の「侘び寂び」静かで落ち着いた感のあるデザインを組み合わせることで、シンプルで居心地の良いインテリアが出来上がるとのこと。
今は世界的に、ミニマリズムな生き方や考え方が主流になっているので、現代のスタイルにぴったりあってブームが来ているのかなと。
あとは、片付けコンサルタントの近藤麻理恵(コンマリさん)の片付けブームも、この無駄な装飾を取り除いたミニマリズム的なトレンドを後押ししているとも書かれていました。
ドイツの情報誌ではどう書かれている?
Das Hausより引用
Japandiスタイルは、日本とスカンジナビアの2つの異なる世界を組み合わせたものです。 これにより、機能的で静かな部屋が生まれ、暖かさと安全性が放たれます。
schoener-wohnenより引用
「Japandi」の家具スタイルは、温かみのある心地よい雰囲気と厳格な美学を組み合わせ、北欧の素敵なスタイルと東の美学のシンプルさをもたらします。
Tchibo から引用。
Japandiスタイルは、スカンジナビアと日本のリビングデザインを組み合わせたもので、どちらもミニマリズム、機能、耐久性のあるデザインに重点を置いています。 特徴:家具やアクセサリーの黒いディテール。
*一部、Google翻訳使って翻訳したので、不自然な日本語になってしまったことご理解&ご了承くださいませ。
「Japandi」のインテリアの特徴
「Japandi」スタイルを実践するためのヒントがまとまっていてわかりやすかったので、参考にどうぞ。
1: Minimalismus & Wohlfühlen(ミニマリズムと心地良さ)
- スカンジナビア=ミニマリスでカッコイイ
- 日本=心地良さ
この2つの良いところを融合してみよう!
2: Schlichte Formen(シンプルな形)
家具や小物はシンプルが基本。
他の家具やインテリアと組み合わせ易くするため。
3: Understatement Deko(控えめな装飾)
装飾は少なければ、少ないほど良い!
4: Filigrane Möbel(フィリグリー細工の家具)
フィリグリー細工とは、金や銀を糸のように細くして巻きあげ模様をつくる金細工の一技法で、ここでは、金・銀金属の繊細なデザインの細工がある家具のことを指していると思います。
5: Naturmaterialien(天然素材)
- スカンジナビア=明るい色の木材
- 日本=暗い色の木材、竹、陶器、紙
この2つを融合してみよう!
6: Starke Farben(強い色)
「ジャパンディ」スタイルは繊細でありながらパワフル。
ベージュ、グリーン、ブラウンなどの主に自然な色調が使用されるが、強い色合いで使用することもできる。
7: Niedrige Möbel(低い家具)
部屋を広く見せるには、背の低い家具を選ぶというのは、狭い家が多い日本での常識ですもんね。
背が高い家具を並べると圧迫感が出てくつろげないっていうのも要因の一つかも。
8: Elegant & Rustikal(エレガントで素朴)
- スカンジナビア=素朴
- 日本=エレガンス(このイメージは自分的にはあまりピンと来ないけど、外から見るとそんなイメージなのかな...?)
この2つを融合してみよう!
9: Schwarze Details(細部は黒)
インテリアカラーのポイントは黒!
10: Klassiker und Erbstücke(クラシックと先祖伝来の家財)
不必要な購入を控えて、クラシックなデザインに投資しよう!
古くからあるもののやアンティーク家具を大切にしよう。
11: Funktionelle Möbel(機能的な家具)
楽に暮らし易くなる!
12: Handwerkskunst(職人技)
職人技で作られた家具を取り入れましょうと。 日本も北欧も高度な工芸技術を評価していることと繋がっているのかな?
Less is more「より少ないことは、より豊かである」
「Japandi」のコンセプトって、「Less is more(より少ないことは、より豊かである)」と似ている。
物が少ないほうが、心や人生は豊かになるよと言う意味で、デザイン業界では一時期よく使われていた言葉です。
機能性とシンプルさを追求しつつ、ミニマリズムでありながら心地良い空間を作ることが、「Japandi」スタイルなのかな。
日本のデザインが評価される時代
遠い昔?は、プロダクトデザインと言ったらドイツ!
と言うイメージが強く、ヨーロッパはデザイン先進国、日本はデザイン後進国となんとなくぼんやりしたイメージを持っていた私ですが、
近年の日本のデザイナー・建築家の方々の作るものは本当に素敵なものが多い。
- 作者:森 百合子
- 発売日: 2021/03/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
増補改訂版 大人の北欧インテリア 別冊PLUS1 LIVING
- 発売日: 2018/06/27
- メディア: Kindle版
こうやって、日本から遠く離れたドイツで、日本のデザイン・スタイルが高評価されているのを聞くと本当に嬉しい。
我が家も、洗練された落ち着く「Japandi」スタイルを取り入れて、素敵な快適なお家にしたいな。