ドイツ生活とドイツ語学習の備忘録

ドイツ生活とドイツ語をマスターするまでの記録

ドイツの春限定野菜「ホワイトアスパラガス(白アスパラ)」

ドイツの春野菜と言えば、「ホワイトアスパラガス(Spargel)」
ドイツ人にとって、春になったら食べなきゃ!となる旬の食材です。

春夏秋冬の四季が明確な日本で、季節の食材を食事に取り入れるのは、日本独自(和食)の食文化なんだろうなと思っていたけど、ドイツにも旬の食材を食べて、旬を味わう文化があるのだな〜と特に春の季節に感じています。

日本は今、「新玉ねぎ」が美味しい季節ですが、ドイツでは「ホワイトアスパラガス」が熱い季節となっています。

ドイツの春の話題の中心は「ホワイトアスパラガス」

この時期、ホワイトアスパラ愛好家の夫、義理家族の話題の中心は、「ホワイトアスパラガス(Spargel)」です(笑)

「どこでいくらで売ってた!」
「まだ買うのは早い!旬はもう少し先!」

などなど。

ちなみにホワイトアスパラガスの旬は、4月〜6月です。
その間、頻繁にドイツ人の話題に出るのが「ホワイトアスパラガス」

レストランのメニューにも「ホワイトアスパラガス」 を使った特別メニューが登場します。

あーレストランの「ホワイトアスパラガス」を使った料理 食べたい。(ロックダウンでドイツは未だレストランは閉まったまま)

ドイツ産「ホワイトアスパラ」の値段

野菜や果物が安いドイツでは、「ホワイトアスパラ」はかなり高価な野菜になります。

「あ、安いのがある!」
と思ったら、ドイツ産のものではなくギリシャ産だったとかよくあるので、 原産地をよく確認して買った方が良いです。

我が家には、国産にこだわる夫がいるので、ドイツ産以外は排除。
(買ったことがないので味の違いなのはわかりません...)

夫はあくまでも「ホワイトアスパラガス」は、ドイツ産にこだわります。
日本人が国産にこだわるのと同じ感覚なんだろうか。

ちなみに、最近スーパーで買ったドイツ産のものは、4.99ユーロ(500g)でした。

ドイツ人の「ホワイトアスパラガス」の食べ方

一般的には、オランデーズソース(Hollandaise Sauce)といって、バターと卵の入ったクリーム系のソ-スをかけて食べます。

オランデーズソースは、バターとレモン果汁と卵黄を使用して乳化し、塩と少量の黒コショウまたはカイエンペッパーで風味付けしたものである。
引用:オランデーズソース - Wikipedia

我が家は、「ホワイトアスパラガス」の調理は全て夫にお任せです。
ピーラーでよく皮を向いて、バターを少し入れたお湯で茹でていました。(しっとりするらしい)

我が家は、今年は、シュニッツェル(豚カツ)と一緒に食べました。

ほんのり甘い高級ホワイトアスパラガス
シュニッツェルとホワイトアスパラガス

ホワイトアスパラガスで作るリゾットも絶品なので、おすすめです。

ドイツ産の「ホワイトアスパラガス」の味

そもそも、日本でも「ホワイトアスパラガス」を食べたことがないので、 どんな味なのか全く基礎知識がない中、ドイツで初「ホワイトアスパラガス」を食べた私の感想です。

  • 食感が柔らかく、ジューシー
  • ほんのりと繊細な甘みがある
  • グリーンアスパラのような、青臭さがない

ドイツ人が皆熱狂するほどのものなので、なんども食べたくなる中毒性がある味なのかと思っていたけど、 素朴な繊細なお味でした。

なんか期待値が妙に高かったのもあるけど、美味しいけど、そこまで超絶美味!とはならなかったかな。

あまり美味しくないと感じたら、品質グレードが低いものの可能性もあるので、パッケージをチェック!

ちなみに「ホワイトアスパラガス」の時期になると、スーパーには、「ホワイトアスパラガス」専用のじゃがいもや、生ハムなるものが販売されます。
(ホワイトアスパラガス、じゃがいも、生ハム、オランデーズソースの組み合わせがドイツでは一般的) 「ホワイトアスパラガス」にあう食べ物、一緒に食べる食材コーナーができていて、ホワイトアスパラガス祭りのような状態です。

尚、ドイツの春限定野菜は、もう一つあります。
白アスパラと並ぶドイツの春の味覚「ベアラオホ(Bärlauch)」です。
匂いも味もニラにそっくりで、個人的には、私はベアラオホ(Bärlauch)の方を愛好しています。

何はともあれ、季節を感じながら、味わう料理というはいいですね。
おいしさも格別に感じました。