ドイツ生活とドイツ語学習の備忘録

ドイツ生活とドイツ語をマスターするまでの記録

飛行機が遅れて補償金500€もらった話

去年の7月にギリシャに旅行に行ったときのブログに書いたのですが、 帰りの飛行機が5時間以上遅れたんです。

その時に請求した補償金が、やっとやっとやっといただけました!!!!

去年の7月末に請求してから、自分の銀行口座にお金が振り込まれたのが1月中旬なので、約半年かかりました。

知らなきゃ損な話なので、繰り返し言いますね。

EU圏で、飛行機が遅延・キャンセルした際、乗客への補償を定めた規制があり、乗客はその補償を受ける権利がある!

なんと、JALもANAも対象になるので、ヨーロッパに旅行に行く方は覚えておいて!

ヨーロッパで飛行機が欠航・遅延したらお金がもらえる?

先ほども書きましたが、ヨーロッパでは、飛行機の乗客が補償を請求できる、EU規則(EU261法)というものがあります。
飛行機利用旅客の権利(Air Passengers Rights Regulation)です。

Air Passengers Rights Regulation

2004 年航空乗客権利規則[ 1] [2]は、搭乗拒否、フライトのキャンセル、またはフライトの長期遅延の場合の乗客への補償と援助に関する共通規則を確立するEU 法の規則です。少なくとも 3 時間以上の遅延、キャンセル[4]、またはオーバーブッキングによる搭乗拒否の場合、飛行距離に応じて250 ユーロから 600 ユーロ[3]の補償が必要です。3 時間未満の遅延は、たとえその遅延が異常ではないと分類されたとしても、いかなる種類の補償も受けられないことを意味します。航空会社は、必要に応じて軽食と宿泊施設を提供しなければなりません。欧州連合司法裁判所は乗客の権利を厳格に解釈しており、航空会社が契約違反の義務を回避する例外は事実上存在しません。

Wikiより

日本でもあるのかな?
そもそも日本の航空会社の欠航・遅延が少ないから、自分を含め周りの人たちからこのようなケースの話を聞くこともなかったけど、ヨーロッパでは、飛行機の遅延・欠航は日常茶飯事的な確率で遭遇します。

なので、ヨーロッパで飛行機の遅延、キャンセルがあった場合は、即座に補償金の請求をしましょう!!

飛行機の欠航・遅延で補償金がもらえる適用範囲は?

まず、飛行機の遅延、キャンセルがあった場合は、適用範囲に当てはまるか確認してください。

ルフトハンザのHPに日本語での案内がありましたので、リンク貼っておきます。

簡潔にまとめると以下。(変更になる可能性があるので、ご自身で確認してくださいね。)

  • EU加盟国を出発する便
  • EU加盟国の航空会社を利用して第三国を出発し、EU加盟国に乗り入れる便
  • 当該フライトの予約が確定済み
  • (欠航の場合を除き)旅客が所定の時刻に、所定の時刻がない場合は予告された出発時刻の遅くとも45分前に、搭乗手続きに現れている
  • 公示運賃を支払っての搭乗

JALもANAも対象になるので、ヨーロッパに旅行に行く方は覚えておいて!

JALのHPにも、EU規則についての案内ありました。

飛行機の欠航・遅延でもらえる補償金はいくら?

補償金は距離によって異なります。 航空券の販売価格には関係なく、下記金額が支払われるとのこと。

  • 1500km以下 2時間以上の到着遅れ:250ユーロ
  • 1501km-3500km 3時間以上の到着遅れ:400ユーロ
  • 3501km以上 4時間以上の到着遅れ:600ユーロ

実際、今回私が対象となる便(ドイツLeipzig-ギリシャKos)の例。

距離:約2,000km
遅延:5時間以上
補償:2X400€=800€(夫と二人分)

行きの便で5時間以上の遅れは結構きついと思うのですが、帰りの便でその後の予定もなかったので、まあ500€位もらえれば許せるかなという感じでした。

飛行機の欠航・遅延でもらえる補償金を申請する方法は?

補償金をもらう方法ですが、基本的には直接航空会社に請求します。 各航空会社のHPからフォームがあるので、そこから請求できます。

ただ、直接航空会社に個人で申請すると、すごく時間がかかったりするとのことで、我が家は、代行サービスを使いました。 よくある一般の代行サービスだと、20-30%の手数料を支払う必要があるとのことだけど、今回依頼したところは、手数料無料とのことで、こちらで申請。

調べると申請代理会社かなりたくさんあります。 Flightrightは一番有名どころかも。

最初は無料でやってくれるのですが、数ヶ月経っても進まない場合は、強制的に進めるため、結局最後は手数料払いました。 そして半年以上もかかったので、このサービスは次回は使わない。

次回は直接航空会社に申請してみようと思います。

飛行機の欠航・遅延でもらった補償金はいくら?

  • 申請金額:2X€400=€800(夫と二人分)
  • 代行サービスに支払った金額:€226.81
  • 実際に振り込まれた金額:€573.19

500€位もらえればいいやと思っていたので、まあ満足ですが、こうやってみると、 約25%位、代行サービスに支払っているので、気長に待てる方は直接航空会社に申請するのが良さそうです!

ちなみに、実際の航空券はいくらだったか、見てみると、、、

ドイツLeipzigーギリシャKos間の航空券。

航空会社はドイツの航空会社「condor(コンドル航空)」。 サービスは普通。3時間の短距離フライトだから特に問題ない。

  • ドイツ⇄ギリシャ間の2人分往復航空券.
  • 1人分の20kgの荷物追加.

  • 合計=€389.94.

なんと、正規で買った航空券より、補償金の方が高かったので、実質タダで飛行機に乗ったことになる!
€800マックスでもらえなかった(涙)って思ったけど、いやむしろラッキーでした。

補償は、JALもANAも対象になるので、ヨーロッパに旅行に行く方には、絶対に覚えておいてくださいね!