ドイツ生活とドイツ語学習の備忘録

ドイツ生活とドイツ語をマスターするまでの記録

【ドイツの伝統と味覚の祭典】玉ねぎ祭りに行って来た!

コロナ明け3年ぶりに、ドイツワイマール(Weimar)の玉ねぎ祭りに行ってきました!

4年前に書いたブログはこちら。

ドイツ語では、Zwiebelmarkt(玉ねぎのマーケット)。
「玉ねぎ」がテーマの秋祭りです。

Zwiebelmarkt(玉ねぎのマーケット)とは?

ドイツの都市で毎年開催される伝統的な玉ねぎのお祭りです。
このお祭りは、玉ねぎを中心にした祭典で、様々な地域で開催され、特にテューリンゲン州のワイマールのZwiebelmarktが有名です。

ワイマールは小さな街ですが、ゲーテシーラなど多くの芸術家・音楽家・文化人・政治家たちが活躍してきたという歴史があり、 街並みがメルヘンチックでとっても素敵。

通常、秋(10月)に開催され、多くの観光客と地元住民が集まります。
なんとなんと、このお祭り、何世紀にもわたって続いてて、毎年約30万人位の観光客が来ているみたい。

今年も写真の通り、賑わっていた!

ちなみに、祭りの特徴的な要素には、玉ねぎを使ったさまざまな料理があって、地元の食品や工芸品の市が開かれていました。

こちらの写真の美女は、玉ねぎ姫

毎年このお祭りのために、地元出身の女性が選ばれてお祭りをアピールしたりする活動をするそうです。
地元の文化と伝統を称え、地元の食品や工芸品を楽しむ絶好の機会!

玉ねぎ祭りのシンボル「玉ねぎ飾り-Zwiebelzopf」とは?

玉ねぎとドライフラワーを編み込んで作られた、Zwiebelzopfというものが、 この玉ねぎ祭りの1番の目玉。

  • Zwiebel「玉ねぎ」
  • Zopf「髪の結び目、編み髪」

このZwiebelzopfの由来は、もともと玉ねぎを長く持たせるためと、家の装飾も兼ねてこの編み込みスタイルになったようです。
玉ねぎって、元々は生で収穫して、貯蔵用に、吊るして乾燥させるんですね(知らなかった...😆)

ワイマールの街中心のメイン通りが、この飾り物が売っている屋台で埋め尽くされています。

Zwiebelzopfは、家の飾りにもなるし、玉ねぎは後で食べられるし、日本の鏡餅的なものかな?

3年前に見た時は、特別欲しいとは思わなかったんだけど、毎年どこかのマーケットで見る度に「欲しい...」と思ってた。
(ドイツ生活に馴染んだってことかな?😆 )

念願叶って(?)ついに手に入れました!!

お店によってデザインが様々。
人気のお店のものはすぐ完売しちゃうので、気に入ったものが見つかったら早めに買うことをお勧めします! また、手作りなので、常に唯一のモノっていうのが素敵。

全部の屋台を隅から隅まで回って見たけど、ここのお店のものがダントツに素敵だった!

私が買ったZwiebelzopfはこちら!

はぁ、、可愛い...!!

ガーリック付き🧄
そしてなんとドライフルーツもついてるんだよ。 ドライオレンジにドライアップル。

裏側までも、手を抜かない職人技に感動したよ...😭
綺麗に、玉ねぎとドライフラワーが一緒に編み込まれている。

22€(約3454円)と相場のよりちょっとお高かったけど、気に入ったものにはお金は惜しみたくないので、大満足の買い物でした!

玉ねぎ祭りで食べたもの1:Currywurst (カリーヴルスト)

玉ねぎ祭りの名前の通り、このお祭りでは、玉ねぎをテーマにした多彩な料理が提供されているのですが...

私のお目当ては、こちら😆

「Fritz Mitte」の「Currywurst (カリーヴルスト)」とフレンチフライ。

「Currywurst (カリーヴルスト)」の話はこちらで↓(別の店舗のブログ)

以前食べた時に感動した「Currywurst (カリーヴルスト)」
ワイマールにもこの店舗があるので、ランチは絶対ここ!と決めてました(笑)

最高...!

玉ねぎ祭りで食べたもの2:玉ねぎケーキとフェーダーヴァイサー

そのあとは、屋台で食べ歩き。

ドイツの秋の味覚と言えば、玉ねぎケーキフェーダーヴァイサー

Federweißer(フェダーヴァイサー)とは
フェーダーヴァイサー(FederweißerまたはFederweisser)は発酵途中のぶどうを原料としたアルコール飲料。
ワインを作る初期過程でできる飲み物。

この飲み物にピッタリなのが、玉ねぎケーキ。
ケーキといっても、甘いケーキではなく、しょっぱいパイみたいなものです。

玉ねぎケーキを売っている屋台はいくつかあったのですが、すごい行列。

すごい行列なので、人気店なのか?
と思って、実際店頭で売られている「玉ねぎケーキ」を見てみたものの...アレ?😧
なんかいかにも工場で作られましたって感じであまり美味しそうじゃなかったのでスキップ。

ワインのおつまみにちょうど良さそうな、ベーコンと小ネギが上にのっているオープンサンド?発見。

ワイナリーの屋台もたくさんあった!
ドイツのこういったお祭りでは、ワイナリーの美味しいワインを、直接、醸造者から買って楽しめるっていうのは嬉しい。

何より、フェダーヴァイサーは、スーパーでもボトルで買えるけど、やっぱりワイン農家のフェダーヴァイサーの味は格別に美味しい!

美味しそうな「玉ねぎケーキ」の屋台は、なかなか見つからなくて、諦めて帰ろうとしたら、 中世のお祭りエリアの中でやっと見つけました!

写真暗くて、あまり美味しそうに見えないけど、その場で作りたて&焼きたてで、ほんと美味しかった!

今日は、お部屋に飾っている「玉ねぎ飾り-Zwiebelzopf」を愛でながら、このブログを書いてました。
可愛くて永遠に眺めていれる。

クリスマスの飾り付けをそろそろ始めようかなー、と思いつつも、まだしばらくはドイツの秋を楽しみたいな。